2025年12月8日、ローンアイズスタジオジャパンは、「鎌倉ドローンライトショー」プロジェクトの一環として、神奈川県鎌倉市・由比ヶ浜海岸にて、120機編成によるドローンライトショーの飛行テストを実施いたしました。
本飛行テストは、日本国内における実際の運用環境下でのドローンライトショーの運営可能性を検証・評価する準備プロセスの一部として実施されたものであり、同時に、ローンアイズスタジオジャパンが日本市場において正式に活動を開始する第一歩を示す重要な取り組みとなりました。
本テストは、商業的な演出を目的とした本番公演とは異なり、技術検証を主目的とした試験飛行として実施されております。

具体的には、ドローン編隊の安定性、制御精度、ならびに海岸エリアという風の影響を受けやすい開放的な環境における光表現の再現性について重点的に検証を行いました。
鎌倉ドローンライトショー 飛行テストプロジェクト概要
実施背景および目的
鎌倉市は、歴史的・文化的価値が高く、国内外から多くの観光客が訪れる日本有数の観光地であり、豊かな自然景観を有する地域です。そのような特性を持つ鎌倉において、由比ヶ浜海岸をドローンライトショーの試験会場として選定したことには、単なる空間的な意味にとどまらず、居住エリアや観光活動が存在する環境下、かつ海岸特有の自然条件の影響を受ける場所におけるドローン運用能力を総合的に評価するという明確な目的がございました。
本飛行テストの主な目的は、以下の点にございます。
- 日本国内のパートナー企業および関係各所の皆様に対し、ドローンライトショーが実際にどのようなプロセスで企画・展開・運用されるのかを、視覚的かつ具体的にご理解いただくこと
- 多数のドローンを同時に飛行させた際における、編隊全体の安定性を検証すること
- 開放空間において、映像・文字・シンボルなどの視認性および表現精度を評価すること
- 安全管理、運用体制、ならびに地域関係者との連携に関わる各種要素を確認すること
本テストは、明確な方針のもとで設計されており、演出効果よりも技術検証および運用プロセスの確認を最優先事項として実施されました。
120機編成ドローンおよび試験範囲について
本飛行テストでは、事前にプログラムされたシナリオに基づき、120機のドローンを同時に展開いたしました。試験内容は、主に以下の項目に重点を置いております。
- 編隊動作における移動精度の検証
- 各ドローン間の位置保持および機体間距離の維持能力
- 映像や編成構造を切り替える際の飛行および表示の安定性
- 飛行中におけるライト演出の同期精度

海岸という特有の環境下で120機のドローン編隊を運用することにより、風や周辺環境といった外的要因、ならびに空間的制約を含めた実運用環境におけるシステム全体の制御能力を総合的に評価することが可能となりました。
飛行シナリオ設計および映像表現力について
テストフライトにおける各種表現フレーム
本飛行テストにおきましては、ドローンライトショーシステムのコンテンツ表現能力を検証することを目的として、複数の異なる表現フレームを飛行シナリオ内に組み込みました。主な検証内容は以下のとおりです。
- 漢字および建築の表現フレーム:地域文化を想起させる文字や建築的シンボルを用い、地域の特徴を含むビジュアルの再現性を検証いたしました。
- ひらがなの表現フレーム:柔らかな曲線構造を持つひらがなを用いることで、動きの滑らかさおよび日本語文字表示における視認性・精細度を確認いたしました。
- 「BLUE FLAG」の文字および波のシンボルフレーム:由比ヶ浜海岸というロケーション特性に即したデザインを採用し、空間背景との親和性およびテーマ性の表現力を検証いたしました。
- キャラクターフレーム:視覚的なアクセントとして機能するキャラクター表現を取り入れ、ドローンによる細部造形および立体的な表現精度を確認いたしました。
これらのフレームを通じて、本テストではコンテンツ設計の柔軟性および、イベントや地域テーマに応じた飛行シナリオのカスタマイズ能力を重点的に評価いたしました。
公衆からの反応および注目
本飛行は技術検証を主目的としたテストフライトでありましたが、実施当日には由比ヶ浜海岸周辺に居合わせた地域住民や観光客の方々から一定の関心を集める結果となりました。
夜間の開放空間においても、各ライトフレームは明瞭で認識しやすく、周囲の環境と調和した表現として評価されました。
この反応は、ドローンライトショーが技術的要件を満たすだけでなく、試験段階においても十分にポジティブな視覚体験を創出できる可能性を有していることを示すものと考えております。
安全管理および運営体制における連携について
地元関係機関・団体との連携体制
本ドローンライトショー飛行試験は、地域の安全確保および円滑な運営を目的として、以下の地元関係機関・企業との連携のもとで実施されました。
- 鎌倉市観光課
- 鎌倉警察署
- 鎌倉消防署
- 株式会社アテナ物産
これらの関係機関との連携は、安全確保を最優先とし、各種法令・地域ルールの遵守および現地秩序の維持を実現するための重要なプロセスの一環です。事前準備から当日の運営に至るまで、慎重かつ管理された体制のもと、周辺環境への配慮を徹底した形で実施いたしました。
飛行環境および気象条件の事前調査
飛行試験の実施に先立ち、離着陸エリアおよび飛行空域について、運航安全に影響を及ぼす各種要因の事前調査を行いました。試験当日の気象条件は以下のとおりです。
- 天候:晴天
- 風速:約3〜6m/s(平均約5m/s)
特に沿岸部におけるドローンライトショーの運営においては、風況の把握および評価が不可欠な要素となります。今回の試験結果から、実環境下においてもドローン編隊が安定した飛行状態を維持できることが確認されました。
本プロジェクトで使用したドローン編隊の技術仕様
鎌倉 ドローンライトショー飛行試験では、120機のドローン編隊を使用し、以下の技術仕様に基づいて運用を行いました。
- 機体モデル:V3
- 機体サイズ:320 × 320 × 140 mm
- 機体重量:380 g
- 最大飛行速度:100 m/s
- 操作可能範囲:300 m
- 同時運用機体数:120機

これらの仕様は、多数機体の同時運用を可能としつつ、飛行中の高い制御精度を確保することを目的として選定されています。
Loon Eyes Studio の日本市場への展開について
Loon Eyes Studio は、日本市場への進出以前より、複数の海外市場においてドローンライトショーのプロジェクトを手がけてまいりました。このたびのローンアイズスタジオジャパン設立は、日本の法規制・文化・業務慣行に適合した運営体制を構築することを目的とした、中長期的な事業戦略の一環です。
鎌倉で実施した本飛行試験は、今後の日本国内プロジェクトに向けた技術基盤および運営プロセスを確立するための重要な準備段階と位置付けております。
由比ヶ浜海岸でのドローンライトショー飛行試験を通じて、ローンアイズスタジオジャパンは、今後以下の分野に向けたドローンライトショーの展開を段階的に進めてまいります。
- 地域祭り・ローカルイベント
- 文化・観光関連イベント
- ブランド・企業イベント
- 適切な規模を持つ屋外エンターテインメントプログラム
各試験・検証はすべて、将来の日本国内プロジェクトにおける品質および安全性を確保するための重要な準備工程として位置付け、慎重に実施しております。